2019年10月28日
第11回 地域福祉講演会-私の町はみんなが家族-
10月27日
香川県立保健医療大学にて開催されました 第11回 地域福祉講演会。
無事、終えることができました。
ご来場いただきました皆様、有難うございました。
午前の講演会では
医療法人潁原会 東毛敬愛病院 院長の頴原 禎人 先生にお越しいただき「認知症の大切なこと」と題してご講義いただきました。
現在の社会における認知症の状況や基本的な情報、認知症予防に関して等、とてもわかりやすくお話しいただきました。
その中でも、社会参加の有効性は、認知症を考える上でとても大切だということ。
当事者やそのご家族のみならず、周囲の人の理解が大切だということを改めて実感しました。
最後に、認知症の人との共生生活について。
「予防」と「共生」は対立することがありますが、認知症の人が暮らしやすい社会をつくっていくことが重要。
認知症になっても大丈夫!という社会を私たちがつくっていかなければならないと考えるきっかえになりました。
講演会の後は
高松北中高吹奏楽部による演奏。
可愛らしい高校生のダイナミックでリズミカルな演奏に、ご来場いただいた方からも手拍子と大きな拍手があり、会場に一体感が生まれました!大きな感動をありがとうございました。
昼食をはさんで、午後のシンポジウム。
群馬県太田市の「街の相談室アンクル」代表理事の河村 俊一 氏。
静岡県富士宮市の認知症当事者 佐野 光孝・明美 ご夫妻。
佐野さんのご友人の方々のお越しいただき、それぞれの地域での活動を中心にお話いただきました。
街の相談室アンクルでは「見守りキーホルダー」と「地域づくりセミナー」を実施することにより見守り機会を創出し、地域を支えるネットワークへ繋げていく活動が紹介されました。
「誰に相談していいのか分からない」をなくす。
地域の専門職とのすれ違いを防止し、生活の不安を埋めていく働きかけが紹介されました。
富士宮市の佐野さんご夫婦と、そのご友人の方々からは、今までの佐野さんのご様子や関わりなどを細かくお話しいただきました。
ご友人の方が「私は“おせっかい”なんですよ。」と話されていました。
認知症当事者やご家族にとっては“おせっかい”だと感じることがあるかもしれません。
ただ、“おせっかい”があるからこそ“キッカケ”ができ、それが繋がっていきます。
優しい“おせっかい”が、相談できる人を増やし、支援や人が広がっていくのだと感じました。
最後に、ご来場いただいた方に“カスミソウの種”をお渡ししました。
今回聴いたことや考えたことが広がり、皆が住みやすい町づくりのキッカケになることを願って。
ご来場いただきました皆様、本当に有難うございました。
【社会福祉法人 守里会】
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〒760-0036 香川県高松市城東町1丁目1-46
TEL:(087)813-0778
FAX:(087)813-0832
メール:soumu@syurikai.com
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Posted by 社会福祉法人 守里会 at 12:19│Comments(0)
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