2016年09月20日
離島のご夫婦が紡いでくれた素敵な縁
きっかけはポスター発表
今年6月、神戸で開かれた第17回認知症ケア学会。
当法人もシンポジウムを含む6つの発表を行いました。
その発表の一つが、今回の舞台となる
「女木島」での「侶」が実施している取組みのポスター発表。


【抄録】リンク先PDFの2ページ
この発表がご縁で、
今回、沖縄からの視察をお受けすることになったのです。
沖縄の離島から香川の離島へ
お見えになったのは3名の看護師の方達。

それぞれが沖縄の離島で介護や地域づくりに
奔走されています。
その立場から、
「侶」の小規模多機能のサービスを利用した
離島(女木島)での取組みを視察したい、

ということで、
女木島までお越しいただいたのです。
きっかけはご主人の”願い”
女木島で半世紀以上を過ごされたご夫婦。
介護が必要となり、高松で暮らすことになったお二人に
私たちが出会ったのは二年前でした。
「島に、家に帰りたい」

ご主人の強い想い。
どうにかして、ご主人の、お二人の願いを
かなえたい。
ご家族、そして女木島の方など、
様々な方達のご支援・ご協力のお陰で
月に数回、島へ帰ることのできる体制が整いました。
同じ”離島”といえども
今では、この「住み慣れた家」に帰られるのは
奥様だけになってしまいましたが、
島に帰ると、自然に表情が柔らかくなり、
言葉も増えます。

その姿を見るたびに、
「住み慣れた地域で暮らせる」ことの幸せを
私たちも実感します。

また、3人とお話をしていくなかで分かったこと。


それは、同じ”離島”といえども、
その島、そのご家族によって状況は様々。

離島の実情、ご家族の状況、
それぞれに合わせたサービスが必要であること。
そのことを改めて認識いたしました。
沖縄での再会を誓って
奇しくも、次回の認知症ケア学会の舞台は沖縄(!)
きっかけは神戸、女木島で再会し・・・
そして、沖縄でまたお会いすることを約束し、
島をあとにしました。

女木島のご夫婦が紡いでくださった
素敵なご縁。

このご縁に報いられるよう、
また素敵なご報告ができるよう、
日々努めて参ります。
侶(とも)では随時見学をお受付しています
高松市牟礼町にあります「侶」。

見学等、随時お受付しております。
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デイサービスセンター管理者:井上
小規模多機能型居宅介護管理者:丸山
〒761-0123 香川県高松市牟礼町原216-5
TEL:(087)870-1137
FAX:(087)870-1138
メール:tomo@syurikai.com
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Posted by 社会福祉法人 守里会 at 23:30│Comments(0)
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